大学院進学を目指す外部受験生にとって、研究室見学は非常に重要なステップです。見学を通じて研究室の雰囲気や設備を確認し、志望する研究室に適応できるかを見極めることができます。
この記事では、外部院試をした私が研究室見学のタイミングや見学の注意点について詳しく説明します。
【結論】研究室見学は早いタイミングで行く!
外部院試を受けるにあたり、研究室見学をすることはほぼ必須条件といっても過言ではありません。そして、そのタイミングは早ければ早いほど良いと思います。
具体的には、大学3年の5月~7月がベストです。理由については後述します。
また、研究室見学の重要性については以下の記事を参考にしてください。
早めに見学することのメリット
競争優位性を確保する
早めに研究室見学を行うことで、教授や研究室メンバーに自分の存在をアピールできます。多くの学生が後になってから見学を希望するため、早めに訪問することで相手の記憶に残りやすくなります。研究室は、この人となら一緒に研究できそうかを重視している場合が多いと思うので、自身のアピールは大切な要素になります。
研究室の雰囲気を把握する時間を確保
早い段階で研究室を見学することで、実際の雰囲気や研究内容をじっくりと観察できます。これにより、自分の興味や適性に合った研究室かどうかを冷静に判断する時間を確保できます。
受験対策の計画に役立つ
早めに見学を行うことで、受験対策に必要な情報を収集できます。教授からアドバイスを受けたり、先輩から具体的な受験対策を教えてもらったりすることで、効率的な準備が可能になります。
研究室見学のベストタイミング
大学3年の5月
大学3年の5月から見学を始めるのが理想的です。多くの研究室は年度の初めや夏休み前後に新しいメンバーを受け入れる準備をします。4月は研究室自体が忙しいこともあるので、落ち着いてきたこの時期に訪問することで、研究室の活動をありのまま見学できます。
オープンキャンパスの時期
多くの大学院ではオープンキャンパスを開催しています。この時期に研究室見学を計画すると、効率的に複数の研究室を訪問でき、教授や学生との交流の機会も増えます。多くの場合、5月~7月頃に開催されると思います。詳しくは自身の志望する研究科HPを参照してみてください。
見学の準備と注意点
事前に連絡を取る
見学を希望する際は、事前に教授や研究室の担当者に連絡を取り、訪問の許可を得ることが重要です。突然の訪問は避け、礼儀正しく事前のアポイントを取るようにしましょう。研究室見学の依頼メールの書き方については以下の記事を参考にしてみてください。
質問を準備する
研究内容や設備について質問を準備しておくことで、より具体的な情報を得ることができます。また、自分の興味や研究計画についても説明できるようにしておくと良いでしょう。
メモを取る
見学中に得た情報はメモを取り、後で振り返ることができるようにしましょう。複数の研究室を見学する場合、比較検討したり志望理由書などを作成する際に役立ちます。また、相手にも勉強熱心だという印象を与えることもできます。
まとめ
研究室見学は、外部院試生にとって非常に重要なステップです。可能な限り早く見学を行うことで、競争優位性を確保し、研究室の雰囲気や設備を把握する時間を持つことができます。
受験の1年前やオープンキャンパスの時期、研究発表会の時期など、タイミングを見計らって計画的に見学を行いましょう。
準備を怠らず、礼儀正しく対応することが、充実した研究室見学を実現する鍵となります。
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