研究室見学では研究環境や雰囲気を確認し、自分に合った研究室を選ぶことが大切です。外部の大学院進学をした私が、研究室見学の重要性や選ぶポイントなどについて詳しく解説します。
また、研究室見学に行く時期については以下の記事で紹介しています。
研究室ごとの雰囲気の違いを知ることができる
同じ学科内でも、研究室ごとに雰囲気や文化、研究スタイルは大きく異なります。例えば、厳格で成果主義が強調される研究室もあれば、リラックスした雰囲気で自由な発想を尊重する研究室もあります。見学を通じて実際の研究室の雰囲気を体感することで、自分に合った環境を選ぶことができます。これにより、配属後のギャップを減らすことができます。
逆に十分に研究室見学を行わず、自分に合っていない研究室に配属されてしまった場合でも2年間はそこで生活する必要があるため、心身共にデメリットが大きいです。
研究設備の充実度を比較できる
研究室ごとに設備の充実度は異なります。見学の際には、実際に研究設備を見せてもらうことで、各研究室の設備の充実度を直接的に比較することができます。
例えば、広い実験スペースと最新の機器を備えている場合や、古い設備ながらも多くのサポートスタッフがいる場合などがあります。
このように設備やサポート体制などの違いを確認することで、自分の研究が円滑に進められる環境かどうかを判断することができます。
本気度が相手に伝わる
研究室見学を希望することで、自分の研究への熱意や本気度を教授や研究室のメンバーに伝えることができます。直接会って話すことで、メールや書類だけでは伝えきれない意欲や興味をしっかりとアピールできます。教授やメンバーに自分が取り組んでいきたい研究の計画を熱心に説明し、具体的なアドバイスをいただくこともできます。このような姿勢は、教授や研究室のメンバーに好印象を与えることが多く、結果的に研究室への受け入れや支援が得やすくなるでしょう。
見学が必須な場合もある
一部の研究室では、事前に見学をしていない学生の受け入れを行わないことがあります。これは、教授が学生の適性や本気度を直接確認したいと考えるからだと思います。実際に見学を必須条件としていた大学院・研究室が複数ありました。見学を通じて教授とのコミュニケーションを深め、研究に対する方向性があっているかを確認することもできます。事前に見学を行うことで、このような基準をクリアし、希望する研究室にスムーズに所属するための準備を整えることができます。
見学時の注意点とアドバイス
- 時間厳守: 約束の時間を守り、少し早めに到着する。
- 服装: 清潔で控えめな服装を心がける。
- 礼儀正しさ: 研究室メンバーや教授に対して礼儀正しく接する。
- 質問を準備: 事前に質問を準備し、積極的に質問する。
見学時の具体的な質問リスト
- 研究テーマやプロジェクトの詳細について
- 研究室の雰囲気や文化について
- 研究室のメンバー構成や役割について
- 研究成果の発表機会や論文執筆について
見学後のお礼メール
見学後には、お礼のメールを送ることが重要です。教授や研究室のメンバーに対して感謝の意を示し、見学時に得た情報や感想を述べることで、良好な関係を築くことができます。また追加の質問をすることで、さらに深い理解を得ることができ、志望理由書などにも活かすことが出来ます。
まとめ
自分に最適な研究室を見つけることが、充実した研究生活を送るために大切です。この記事が皆さんの研究室見学の助けになれば幸いです。
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