大学4年生や大学院生にとって、配属される研究室に夏休みがあるのかは非常に気になるポイントです。今回の記事では、一般的な研究室には夏休みがあるのか、夏休みについてどのように聞けば良いのかについて、注意点をふまえて解説します。
大学の学事暦における夏休み期間
東京大学の学事暦(年間行事予定)では、夏休み期間は以下のように記載されています。
東京大学 令和6 (2024)年度 研究科等別授業日程
- 夏季休業(自): 8/1
- 夏季休業(至): 9/30
つまり、暦上は8月~9月下旬まで夏季休業ということになっていますが、研究室の夏休みは学事歴に従わない場合が多いです。
次からは研究室の夏休み期間について詳しく見ていきます。
【結論】夏休みの期間は研究室によって違う
結論としては、夏休みの期間や取り方は研究室ごとに大きく異なります。
また、研究テーマの進捗や実験のスケジュールに左右されることも多いです。
以下に、具体的なパターンをいくつかご紹介します。
研究室ごとの夏休み取得パターン
夏休みがしっかり取れる研究室
一部の研究室では、学生のプライベートや夏季インターンのために比較的長めの夏休みを確保してくれるところもあります。
例えば、8月から9月の初めまでの約1ヶ月間とることができ、その間はラボがほぼクローズしている場合もあるようです。
夏休みが部分的に取れる研究室
多くの研究室では部分的に休みを取る形を採用していると思います。
例えば、8月から9月の間に2週間はまとまった休みを取り、他の日は研究室に出て実験をしたりデータ解析を行うというスタイルがあります。
夏休みが(ほとんど)ない研究室
一部の研究室(いわゆるブラックラボを含む)では、実験やプロジェクトの進行具合によっては夏休みを取ることが難しい場合もあります。
とある研究室では夏休み期間中も毎日研究室に通い、ほぼ休み無しで実験を続けるように言われたという例もあります。
こういった教育熱心な(?)研究室に配属されたくない場合には、研究室見学などの際に夏休みに関する質問すると良いですが、ここで抑えておくべき注意点があります。
夏休み取得はどう聞けば良いか
研究室ごとの夏休み取得の”文化”がありますが、教授に直接尋ねるのは避けたほうがいいです。
特に配属前の研究室見学で休みについて尋ねてしまうと、「この人は休みのことばかり気にして研究をあまりやってくれなさそうだな」といった印象を与えてしまうこともあります。
(実際にそれに近い内容を耳にしたこともあります)
教授ではなく先輩に、過去の夏休みの取り方や注意点を聞いておくと参考になる情報が得られると思います。
夏休み取得のアドバイス
夏休みをどのように取るかは研究室の方針だけでなく、自分の研究の進捗状況や計画次第で決まることが多いです。どうしても決まった日程で休みを取りたい場合には、事前に教授と相談しておくことが重要です。
まとめ
理系の大学4年生や大学院生にとって、研究室の夏休みの取り方はさまざまです。研究室ごとの方針や個々の研究の進捗状況に左右されるため、夏休みの期間や取り方は一様ではありません。
自分の研究室の方針を理解しつつ充実した夏休みを過ごし、研究活動に戻ることが大切です。
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