内部院試と外部院試のどちらが良いのか?メリット・デメリットを詳しく解説

大学院入試
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この記事では、内部進学・外部進学それぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。どちらにしようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

内部進学・外部進学とは

内部進学とは、所属している大学の大学院にそのまま進学することを言います。一般的な院進というとこちらをイメージする方が多いと思います。

一方で外部進学とは、所属している大学とは別の大学院を受験して進学することを言います。大学にもよりますが、一般的に外部進学する人の割合は、内部進学する人よりも少ない傾向にあります。

結論どっちが良い?

結論どちらにも大きなメリットがあるので、各個人がどちらに魅力を感じるのかということになると思います。

内部進学のメリット・デメリット

メリット

内部進学の一番のメリットは、院進学後も大きく生活環境が変わらないことだと思います。大学4年間で学んだことや、学部での研究を活かして大学院でも同様の研究を継続することが出来ます。そのため、修士1年から比較的早い学会発表ができたり、就活においても一貫した研究内容を発表できます。他にも、内部生は院試を推薦で受験することが出来たり、過去問の回答作成を先輩に手伝ってもらえるなど負担が少ないこともメリットだと思います。

デメリット

持ち上がりで内部進学をすると、基本的には学部と同じ研究室・研究内容を継続することになります。そのため、研究内容や研究室の雰囲気が肌に合わなかった場合などでは、精神的にキツイと感じる場面が出てくるかもしれません。

外部進学のメリット・デメリット

メリット

外部進学の一番のメリットは、自分で環境を変えられることだと思います。本心から興味を持っている研究ができたり、その分野をリードしている教授のもとで研究が出来たりします。また、大学入試で不合格となった大学へのリベンジを兼ねて受験する場合には、自身のコンプレックス解消にも一定の寄与があると思います。

大学院は主に研究をする場所ですので、学歴コンプレックス解消のためだけでの外部進学はおススメできません。

デメリット

最大のデメリットは、学部時代の研究と違った研究になるという点です。分野を変更した場合に限らず、その研究室独自のやりかたが存在していることもあり、慣れるまで時間がかかります。また、就活は修士1年の終盤で本格化しますが、研究職志望の場合には1年未満の研究成果で勝負しなくてはなりません。一方で内部進学者は約2年間の研究成果をまとめて発表することが出来るので、成果や理解度といった点で不利になる場合があると思います。

決断する前に考えてほしいこと

決断する前にはぜひ以下の点を考えてみてください。

  • 内部進学・外部進学のメリット・デメリットを理解しているか
  • その進学先で本当に後悔はないか
  • 大学院生活における経済面での不安は解消できているか
  • 親や身内などの理解は得られているか

多くの人の場合、大学院進学は自身の進路選択ができる最後の機会になると思いますので、後悔のない選択をしてほしいです。あなたの挑戦を応援しています。

 

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